今日は、井垣チーフと大阪まで講習に行ってきました。
昼は久しぶりに、駅前第3ビルの地下で、煮干しラーメン。
いっぱいかと思いきや。。
お客さん少ない。
まっ、この話はよしにして。。午後、
新省エネ基準の設計詳細について話を聞きました。
暮らしの学校でも良く話すことですが。。
エネルギー問題は、深刻です。
しかも、
住宅建築は、負の根元のひとつなんです。
家の平均寿命がたった30年しかない日本の家つくりは、消費大国アメリカの110年と比べても比較にならないほど短命。
この日本の家つくりが、膨大なCO2を地球に排出しています。
そして、
たった30年しか住まない家での生活は、
大量のエネルギーを垂れ流しながら消費するという無駄な循環を生んでいます。
その結果、民生部門から排出されるCO2は、エコキュートが普及したにもかかわらず。。
減少どころか20%以上増加するという最悪な現実が今の暮らしです。
2020年。
たった7年先には、
新省エネ基準をクリアーした家しか建てれません。
これは、家の熱損失係数Q値を1.9相当にまで高性能化し、一次消費エネルギー(家の燃費)を現状の半分程度まで引き下げるような基準です。
これが義務化になります。
合わせて、ゼロエネ住宅を全体の30%まで引き上げる。
2030年には、50%まで引き上げる。
2050年には、ゼロエネルギー住宅しか建てれない。
これが現在の国の目標。
日本はどうしても、CO2を減らさなければならない
理由があるのです。
GDP世界3位の日本が、毎年、
数千億円の排出権をヨーロッパから買っています。
このままでは、これが、数兆円にまで膨れ上がる。
異常気象の元をまき散らしながら。。
日本は破綻します。
こんなこと最悪です。
今回の義務化法は、本当に重要な意味があります。
どこまで基準を上げるか気になっていました。
そういう意味では、
今日、聞いた基準は思ったよりレベルが高く設定してありちょっと、ホッとした。
私たち建築に携わる者は、もっと、責任の重さを知るべきです。
そして、家を建てる人に伝えるべきです。
家を建てる家族にとっては、
子供達に残す親の財産にもつながることだからです。
暑くて、寒くて、湿気るゼンゼン快適でない家に大切な財産を使い、エネルギーを捨てながら買う暮らしを続け、30年後、子供には負債にしかならない家を残す。
悲しいことだけど、今も半数以上この家つくりを続けている。
そんな家つくりを当たり前にしてきた私たちが、
間違いを正さなきゃダメです。
もっともっと、声を大にして。。
叫ばなきゃダメです。
絶対に倒壊しない構造で家をつくる。
少ないエネルギーで、驚くほど快適な環境をつくる。
自分で手入れして、長く、長く使い続ける暮らし。
幸せいっぱい手にいれて暮らさなきゃ
家を建てる意味ない。
但馬だからできる
豊かな暮らしを
をつくる!
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